アウトプットとは何か?これこそ最高の勉強法!そしてその理由は?

皆さんは

テキストを読んでも頭に入ってこない。
昨日覚えた英単語を忘れている。
ネットで仕入れた面白い話題を友達に話そうとしたら内容を覚えていない。

なんて経験はありませんか。

今や、いろいろな媒体からたくさんの情報が入ってきます。

それは、数式を解くためのコツを解説した動画だったり、
友達との会話で森がりそうな芸能ネタだったり
部活のスポーツのコツを解説した動画だったり
大好きなプロスポーツ選手の日常だったり

その割には、話そうとすると思い出そうとすると、「あれ、なんだったっけ?」
なんてことはありませんか。

それは「インプット」ばかりで「アウトプット」していないせいかもしれません。

この記事では「アウトプット」とは何か。そして勉強方法が劇的に効率化する理由について解説します。

理由と仕組みをよく理解したうえで実践していきましょう。

アウトプットとは何か

皆さんは勉強方法と聞いて何を思い浮かべますか。
一般的には

テキストや参考書を読む。
知識をノートにまとめる。
問題集を解く。

そうですね。
これらの勉強方法は「インプット」と「アウトプット」に分けられます。

インプットとは

インプットとは脳に入力する事を言います。

テキストや参考書を読む。

はインプットですね。同じインプットでも脳への入力経路が違うと
記憶の定着が高まります。

英語の教科書には本文を読み上げているCDが発売されています。
これを聞くのは耳からのインプットですね。

料理では材料の差や隠し味の有無を学ぶのに、食べて味わって、
つまり味覚を使ったインプットをするでしょう。

このようにインプットは五感を使って知識を蓄える事です。

蓄えられた知識は次の似た状況での助けになります。

皆さん将棋はお好きでしょうか。
将棋で定石を学ぶ事ははまさしくインプットです。

定石を知っていることで、定石の局面で不利にならずに済みます。
相手が定石を知らなかったら圧倒的に有利になるかもしれません。

これが学ぶ事インプットの力です。

アウトプットとは

アウトプットは脳から出力することです。

具体的には記憶したことを話したり書いたりする事です。

知識をノートにまとめる。
問題集を解く。

これらはアウトプットですね。

英語の例文を書き写し主語・動詞・目的語に線を引いてS・V・Oと記入しますよね。
書き写しはインプットですが、内容を整理し書き出す作業はアウトプットです。

あるいは、「大化の改新」を自分の言葉で説明するのはどうでしょう。
当時の蘇我氏の勢力や天皇、中大兄皇子、中臣鎌足との関係、どういう時代背景で
登場人物が何を考え行動したかを語れると年表暗記より記憶に残ると思いませんか。

問題集を解くのはどうでしょうか。
これは記憶の中にある事柄を整理・理解、さらに応用しながら取り出す作業です。

テストには教科書そのままの問題は出ませんよね。記憶だけではだめなのです。
数学の公式を覚えても応用問題にどのように適用して解くのかがわからないと
回答できません。
問題集を解くというのは、この訓練をしているのです。

インプットの説明で将棋の定石の話をしました。

アウトプットしなくても圧倒的な成果がでるのではないかと思うかもしれません。

想像してください。

この局面は定石が使える。と思っても実際駒を動かすときにうろ覚えな事はないでしょうか。

知っている事と活用できる事は違うのです。

定石の例では、実際に将棋盤で駒を動かしてみるのがアウトプットです。
これで学んだ定石が身に付いたか確認できます。

そして、どんなことでも実践する事で通じて自分のものにする事ができます。

つまり、アウトプットする事で、知識とそれをどう使えば良いかが脳に蓄えられるのです。

アウトプット量こそ成長の決め手

アウトプットが大事なことは分かったけど、
そもそもインプットしないとアウトプットできないし、忘れないように何度もインプットすれば良いのではと思うかもしれません。

料理の例で考えてみましょう。

料理のレシピを記憶する。これインプットですよね。
アウトプットは料理を作ることですよね。

レシピを知っているだけで料理は作れるでしょうか。

ハンバーグを作るとき、玉ねぎをみじん切りにする事は知ってても、
みじん切りってどうやるの?
玉ねぎの皮むきってどこまでするの?
など未経験者は実践する際にいろいろな疑問ができて上手には作れないでしょう。

でもプロのコックやお母さんはレシピ見て美味しく作るよ。と言うかもしれません。

プロのコックは新しいレシピであっても、知っている似た料理で作業を類推できます。
でもそれができるのは、これまでに料理の実践(アウトプット)を何度も何度も経験しているからです。

ですから、学び初めの人は特にアウトプットが重要です。

アウトプットが脳へ定着率を上げるからです。

アウトプットで世界を変える?

インプットをアウトプットの大きな差は何だと思いますか。

インプットは知識が増やして自分を変えていけます。

アウトプットはインプットを実際に使えるようにするトレーニング。

実はアウトプットの効用はそれだけではありません。

アウトプットは自分以外の人を変える可能性を秘めています。

先ほど例に挙げた「大化の改新」を語る事ができたら、聞き手は歴史に興味を持ってくれるかもしれません。

自分が学んだ事を自分なりの解釈とともにブログで公開したら、読んだ人は賛同してくれるかもしれません。

それを活用してくれるかもしれません。それをきっかけに読者は人生を変えるかもしれません。

大げさに言うと人を動かし世の中を変える事ができるのです。

まとめ

  • 「アウトプット」とは「インプット」された情報を実際に活用する事。
  • 「アウトプット」によって記憶の定着率が劇的に上がる事。
  • 「アウトプット」は人との関わり合いの中で世の中をも変える可能性を秘めている事

この事をよく理解した上で、以降の記事で「アウトプット」を実践していきましょう。

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