最も簡単なアウトプットとは

これまでの記事アウトプットの重要性、大げさに言えば人生をも変えられる方法の1つという事に同意いただけるのではないでしょうか。

とは言うものの、理解する事と実践する事には大きな隔たりがあります。

今回は基本に立ち返り、アウトプットの具体的な方法についてお伝えします。

最も簡単なアウトプット

アウトプットが人生を変えると言う話をしたので、それに釣り合うアウトプットは
問題点と背景や解決方法が記述された図表がふんだんに使用されたリッチなレポートを思い浮かべていませんか。

それが作れれば強力なアウトプットではありますが。。。

いえいえ、そう難しく考える必要はないのです。

最も簡単なのは「話す」こと

「話す」事それが、一番簡単なアウトプットなんです。
簡単といっても効果が薄いわけではありません。

まずは「昨日あった出来事を家族や友人に話す」

ここから始めてはいかがでしょうか。これだけでも立派なアウトプットといえます。

昨日あった事をアウトプットしても「学び」につながらないと思うかもしれません。

しかし、しゃべり慣れていない人にとって「昨日あった出来事」を整理し順序だててわかりやす分かりやすく伝える事は簡単な事ではありません。、

「あったことを話す」

それだけの事ですが、分かりづらかったり、重要な話でないと思われてしまうと聞き流されてしまいます。

ですが、まずは話す事に集中してください。話す事で内容が自分の中でも整理されてきます。

そして、「昨日の出来事」が脳の中の記憶から呼び出されることで活性化し、脳の神経細胞であるシナプス間の結合が強化され記憶の定着に大きく貢献します。

簡単ですか?それでは、少し1段階ハードルを上げましょう。

相手の顔色をみて理解度を想像し、必要に応じて補足してください。通常の会話で最初から筋道の通った分かりやすい説明ができるわけではありません。聞き手の理解度に併せて説明を追加したり端折ったりします。相手に関連する質問をするのも良いですね。それだけで、聞き手は会話の当事者になります。

上手くできましたか。

感情を伝えるように「話す」

ではさらにもう1段階ハードルを上げましょう。

「話す」ときには、伝えたい感情を意識しましょう。

例えば、電車でスキンヘッドの強面男性の頭を小さな子供が撫でていていたのが、可笑しくて可笑しくてでも笑い出せずに我慢するのに苦労した。のであれば、可笑しさと我慢する辛さ、そしてそのギャップの可笑しさが伝わるように話してください。

コミュニケーションは伝言ゲームではありません。事実だけを語るのではなく、その時の感情を織り交ぜ、その感情を共有するしてもらうのです。その場にいて同じ事を感じられるように話せれば、苦楽を共にしたように親密度がアップします。

よい映画、記憶に残る映画は感情に訴えています。喜怒哀楽が観る人に強烈に伝わる事で感動を生みます。

話す事で感動を伝えられたら、あなたはスティーブジョブズ並みのプレゼンテーション能力があるといえるでしょう。

「あれ?アウトプットで学びを高めていく話だよね」と思ったあなた! 少し脱線しましたが、必要な脱線です。

学びの中で感動を見つければ、記憶に残ります。さらにアウトプットすれば盤石です。

学習の中で感動なんてあるわけないとお思いの方、素直な気持ちで学んでいけば多くの驚きと感動に満ちていることが分かります。

例えば、コンピュータが四捨五入する時は人間と同じやり方で計算しません。1.3と1.5とを小数点第一位で四捨五入してみましょう。

人間は1.3と1.5の3と5を取り出して5未満か5以上かを見極めます。そして未満の場合切り捨てし、以上の場合切り上げをします。

コンピュータは1.3と1.5それぞれに0.5を足します。結果1.8と2.0を得ます。そして小数点以下を切り捨てます。どうですか。
四捨五入できていますね。コンピュータにとってこの方法が一番早くてやりやすい方法なのです。

感動とまでいかなくとも、「へー」ぐらいは思いませんでしたか。この「へー」のアウトプットしておくとしばらく覚えてられそうですよね。

自分を感動させると記憶に残るのです。

ポジティブな言葉を使う

感動が伝わるように「話す」とき注意したいのが、「ポジティブな言葉を使う」ということです。

ただし、感動つまり心の振れ幅を大きくするためにネガティブな話が必要な場合もあります。

そうです。お笑いの基本上げて落とす。あるいはほめる時も落として上げる。よく使います。

ポジティブな言葉とネガティブな言葉の比率を意識しましょう。

「ポジティブ:ネガティブ」は「3:1」ぐらいの比率がよいと言われています。

ネガティブな言葉は無意識に出てしまう場合もありますし、話の流れで必要な場合もあります。なので、それ以外は極力ポジティブに話を伝える意識をするぐらいでちょうどよいでしょう。

最初は話がぎこちなくなるかもしれません。それでも考えてみてください。

松岡修造さんのように熱く前向きに語る事は難しいかもしれませんが、心がける価値はあります。

自分だけへのアウトプットでもポジティブな言葉は効果があります。「自己暗示」「プラセボ」人間の脳は割と簡単に騙されてくれます。楽しいアウトプットしていると苦手なものも克服できた事例はいくらでもあります。

楽しいアウトプットで自分自身を変えていきましょう。

まとめ

アウトプットは、効果が高いが難しいもの
と考えてしまっていたかもしれません。

どんどん難しいアウトプットにチャレンジしていただきたいのですが、まずは「話す」というアウトプットから始めてみませんか。

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