こんにちは、前回の記事チェックいただけましたか?
前回の『アウトプット実践の3つのポイント』は重要なのでしっかりチェックしてください。学びの質が向上します。
今回はその『アウトプット実践の3つのポイント』の効果を劇的にUPさせるための方法についてお話しします。
その方法は「フィードバック」です。
フィードバックを簡単に説明すると。
アウトプットした評価や改善を次の行動に活かす事をいいます。
通常は上司や先輩などの有識者からアドバイスをもらいます。
一人ではできないのか。他人の時間を奪うのはちょっと。。。
と思う人。自分だけでできる事もあるので最後までチェックしてください。
この記事ではフィードバック時に考慮すべき「学びの方向性」と「フィードバックのコツ」について解説します。
学びの方向性
アウトプットをさらに良いものにするために、あるいはさらに良い行動につなげるためには、「良い」が具体的にしなくてはなりません。
つまりアウトプットのフィードバックには
- アウトプットの短所を修正するアドバイス
- アウトプットの長所をより良くするアドバイス
- アウトプットの範囲を広げるアドバイス
- アウトプットの内容を深堀するアドバイス
があるのです。
以下にアウトプットの「短所克服と長所進展」と「対象範囲の広くと深く」についてさらに説明します。
短所克服と長所進展
人が成長するためには
「短所克服」つまり劣っているところを改善する
あるいは、
「長所伸長」良いところをさらに伸ばす。
の2つの道があります。
最近教育の場で「ほめて育てる」という長所伸長がよく取り上げられています。
人間は苦手な事を行うこと、改善する事は非常に辛い時間を長く過ごす事になるかもしれません。
一方得意なことは、始める事に抵抗がないし、長時間やり続けても苦になりません。
それで結果が出れば尚さらモチベーションが上がり、再び取り組むでしょう。
まさに正のスパイラル!!
しかし長所伸長だけで良いのでしょうか。いえ短所克服もないがしろにできません。
例えば、宿題のレポートや仕事の報告書が誤字脱字だらけだったらどうでしょう。いかに内容がよくても読んもらえないのではないでしょうか。
その場合、土俵にも立てないのです。
ただし、何でもかんでも克服しなくてはいけないのではありません。
その短所克服を必要としない所で活躍すればいいのです。
勉強が苦手でも運動を頑張ればよいのです。数学が苦手なら文系に進めばいいのです。
短所と長所へのフィードバックは今必要とされている方向に目を向けましょう。
誤字脱字は土俵に立つためにはやらなくてはならない短所克服かもしれません。
2度と間違えるな!という訳ではないので敷居は低いですが。。。
何か始めた事に対して長所伸長のフィードバックは、飛躍のための大きな1歩となるでしょう。
この事を意識してアウトプットのフィードバック方向性を考えましょう。
広げると深める
学びの対象範囲は「広く」するか「深く」するの2つです。
「広げる」とは幅広く学ぶということ。
一般には「広く浅く」といわれています。仕事上の区分では「ジェネラリスト」といわれることもあります。
アウトプットのフィードバックの話を前提とするとアウトプットした範囲での網羅性といえます。
アウトプットを見てこの部分良いが、あれを取り上げないのは片手落ちではないか。と思ったら「広さ」が足りないということです。
他方「深く」は特定のテーマに関して専門性を高め深く掘り下げていく事です。
「深堀り」という言葉がありますよね。
アウトプットを見てもらう聞いてもらう人にとって、知っていることばかりであれば「深さ」が足りないということです。
このようにアウトプットに対して「広さ」「深さ」を意識すると何を改善すべきか考えやすいと思います。
フィードバックのコツ
前章でフィードバックで意識する「短所克服と長所進展」と「対象範囲の広くと深く」についてはご理解いただけたでしょうか。
それでは具体的なコツについて以下で取り上げたいと思います。
疑問を解決する
インプットでは何とも思わなかった事もアウトプットをする事で「あれ?」と疑問が生まれくることがあります。
それは、自分の言葉では説明できない事つまり理解していない事なのです。
料理を勉強していて何か1品の作り方を覚えた時、その手順で何でこんなに面倒な事をするのかと疑問に思うことがあります。
料理のレシピは長年の研究で最適化されているので最適化されているので、不要な手順はありません。
初心者が無駄な手順と思う中には、味をしみこませるために必要な手順だったり、材料の臭みをとる作業であったりします。
「なぜ?」に対して調べる事でより理解が深まり、応用がきくようになります。
料理の例では、他の人への説明もできるし、自分で作る際も手順を飛ばして失敗する事がなくなります。
また、自分のオリジナルを作る際にも応用が利くでしょう。
自分自身でフィードバックを行う際、「なぜ」は大事にしましょう。
他人に教えてもらう
フィードバックは有識者からアドバイスをもらう事が有効です。
有識者とはアウトプットした内容に関して自分より詳しい人の事です。
上司、先輩、先生、専門家、メンターなどのから受けるアドバイスは、自分では気が付きにくい部分や本質的な部分の改善に役立ちます
それらの有識者は私達が学んだ事の大先輩であり、「なぜ」についても熟知しています。また、陥りやすい「落とし穴」や改善方法についても造詣が深いのです。
なぜならその方々も同じ道を通ってきて、「なぜ」に悩まされ、「落とし穴」にはまり、それでも乗り越えられて来た方々なのです。
有識者の方は、自分の体験を元に有効なアドバイスをしてくれると思います。
ただし気を付けなくてはならないのは、有識者の指摘やアドバイスは私達ひよっこには、言葉足らずな面がある事です。
指摘やアドバイスは基本そのまま実行した方が良いです。工夫する必要はありません。
その工夫ができる事を踏まえて、メリットデメリットを考慮し、そうしないという最適なアドバイスをしてくれています。
私達にはその過程は見えませんが、言われた通りに実行するのが早道です。
しかし、その道筋に疑問があれば自分で考え、答え合わせに理由を聞いてみるのもいいでしょう。
自分で仮説を立て検証するという習慣はフィードバック後のステップにも役立ちます。
まとめ
フィードバック時に考慮すべき「学びの方向性」と「フィードバックのツボ」について説明しました。
- 学びの方向性には「短所克服と長所進展」と「対象範囲の広くと深く」があり、対応方法が異なる事。
- フィードバックのコツは
「わからない事をそのままにしない」
「有識者からのアドバイスをそのまま実行する」
是非実践してみてください。学習効率が激変しますよ。